Biography

演出家 原  純    

   東京都出身。洋画家の母の影響で、高校時代は舞台美術家志望であった。桐朋学園大学演劇科卒業。劇団四季研究所、ロンドン王立演劇院短期コース修了。大学時代より演出の活動を開始したが、劇団四季を経てダンサー・舞台俳優として舞台のキャリアをスタートさせ、新国立劇場を中心に数多くの作品に出演。同時に演出家デヴィッド・ルボー、オペラ演出家ペーター・コンヴィチュニー各氏に師事、演出を専門的に学ぶ。


  近年、オペラを主に「カルメン」(文京シビックホール開館15周年記念公演)「ドン・ジョヴァンニ」(ジョナサン・ノット指揮・ミューザ川崎シンフォニーホール)「フィガロの結婚」・「コジ・ファン・トゥッテ」(国立音楽大学コレペティートルコース・オペラ公演、東京学芸大学大学院オペラ)「ボエーム」(文京シビックホール主催、群馬オペラ協会公演・他)「魔笛」(尚美学園大学オペラ公演・他)「椿姫」「リゴレット」「愛の妙薬」グノー作曲「ロメオとジュリエット」「道化師」「友人フリッツ」、プッチーニ・三部作(「外套」「修道女アンジェリカ」「ジャンニ・スキッキ」)「蝶々夫人」「トスカ」、喜歌劇「こうもり」、「ヘンゼルとグレーテル」、プーランク「声」、メノッティ「電話」、ラヴェル「子供と魔法」等の数多くの作品の演出を美術・衣裳と共に手掛ける。いずれにも共通する、独自の解読を示しながらも作品の本質を捉えた劇的な演出に、精緻で美しい舞台は多方面より好評を得ている。


 ミューザ川崎シンフォニーホールに於いてのミュージカルナンバーのプログラムをメインとしたジルベスターコンサート(東京交響楽団、指揮は秋山和慶氏)の構成(台本執筆)・演出・振付も2014・2015・2017・2018年と手掛け、高い評価を得る。


 師であるオペラ演出家ペーター・コンヴィチュニー氏からの要請でドイツで出版された氏の研究本「Peter Konwitschny. "Mensch, Mensch, Mensch!" Oper als Zentrum der Gegenwart. Andrea Welker・2015」において、氏の日本における演出アカデミーの活動とオペラ演出技法についての考察を執筆。


 2019年12月、東京藝大、東京藝大COI拠点主催 「藝大21 七感で楽しむシアターSounding Seven Senses」 (世界初演・東京藝大奏楽堂)の演出を手掛け、世界的に活躍する作曲家・藤倉大と華麗なパフォーマンスで人々を魅了する義足のダンサー大前光市のコラボレーションによる独創的な舞台の成功に貢献。同じく東京藝大COI拠点、横浜みなとみらいホール主催の最先端のアートプロジェクト、インクルージョンコンサート「きこえる色、みえる音」(2021年1月・横浜赤レンガ倉庫ホール)において、再びダンサー・大前光市をメインとしたパフォーマンスの舞台の総合演出を手掛けた。

今後の目標は、ドニゼッティ作曲「アンナ・ボレーナ」、「マリア・ストゥアルダ」、「ロベルト・デヴリュー」女王三部作、三島由紀夫、ジャン・ジロドゥ、テネシー・ウィリアムズの戯曲作品、美しい日本語によるオペラ、ミュージカルの作品の演出を手掛けること。

ACT JPエンターテイメント株式会社所属 

http://www.act-jp.co.jp/